Visual Studio Codeのカーソル移動をサクラエディタライクにする拡張機能を作りました(skr Jp Word Handler)
Visual Studio Code(VS Code)のカーソル移動をサクラエディタライクにする拡張機能を開発しました。
VSCodeでの日本語圏向け拡張機能としては、Suguru Yamamoto氏の「Japanese Word Handler」という優れた拡張機能がすでにあります。
今回はそれを参考にさせていただきつつ、開発しました。
インストール方法
VS Codeへは、以下のリンクからインストールできます。
skr Jp Word Handler
概要
Windowsのサクラエディタライクなカーソル移動を行います。
実際には、サクラエディタっぽい挙動に加えて、VSCodeのcursolWordPartLeft
とcursolWordPartRight
のカーソル移動の挙動も取り入れています。
実装機能
下記のように、単語や文字種毎にカーソル移動を行います。
- カーソル移動 および 選択
- 句切り文字毎削除
対応句切文字パターン
- VSCodeのSeparateWordに設定する区切り文字
- スペース
- 英字(大文字)
- 英字(小文字)
- 数字文字
- 記号
- タブ制御コード
- 日本語のひらがな
- 日本語のカタカナ
- 日本語の漢字
- 日本語の句読点
- 日本語の全角英字(大文字)
- 日本語の全角英字(小文字)
- 日本語の全角数字
- 日本語の全角記号
既知の制限事項
JapaneseWordHandler拡張機能と同様に一部制限があります。
拡張機能は、単語に関する以下の機能を差し替えることができません。
- ダブルクリックによる単語選択
- カーソルポジション上の単語の自動ハイライト
- テキスト検索時の「単語にヒット」
その他
ライセンスは、Suguru Yamamoto氏の「Japanese Word Handler」拡張機能を継承して、zlibライセンスです。
本記事は、チームスピリットDeveloper Blogに投稿したエントリー記事を加筆・再編集したものです。
サクラエディタからVisual Studio Codeへ乗り換えたくて拡張機能を作った
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